崇高な表情に秘められた慈愛のまなざし、怒りの姿相に込められた荒々しい情熱。
遥かな歴史の過去に優れた仏師や匠がいた。
私たちの心に限りない安らぎを与えてくれる仏像。
観現寺の中には歴史の重みを感じさせる数多くの寺宝が所蔵されています。
また、聚宝殿の一角には、仏像・掛け軸・陶磁器などが陳列してあります。
御厨子(室町時代の県重要文化財)
房子とは仏像や経巻を安置してあるものです。
この厨子は15世紀のものと言われ、古式豊かな建築様式から平成4年10月に県の重要文化財に指定されています。
厨子の上には如意頭という飾りもあり、中世の建築が数少ない安芸国(広島県西部)では貴重な文化財です。